ASUS FA506IHR ブルースクリーンが発生してWindows11が起動できないトラブルの修理事例

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はじめに

今回は、ASUS FA506IHRで起動中にブルースクリーンが発生し、Windows11が起動できなくなったトラブルの修理事例をご紹介します。
お客様からは、セーフモード・初期化・自動修復などを試しても復旧できないという状態でご相談をいただきました。
診断の結果、SSDのSMART情報やハードウェア診断では異常は見つかりませんでしたが、Windowsの初期化処理が途中でエラー終了してしまう状態でした。
最終的には、Windows11の再インストールとデータ救出を実施し、正常に起動できる状態まで復旧しています。


同じ症状が出ていないか確認

以下のような症状がある場合、今回の事例と似たトラブルの可能性があります。

・起動途中でブルースクリーンが発生する
・Windowsが途中で再起動してしまう
・セーフモードでも起動できない
・自動修復が繰り返される
・Windowsの初期化が途中でエラーになる
・システムの復元が実行できない

このような症状は、Windowsシステムの破損やストレージ関連のトラブルなどで発生することがあります。


お問い合わせ内容

今回のご相談内容は以下の通りです。

・起動中にブルースクリーンが発生してWindowsが起動できない
・セーフモード → 起動不可
・初期化 → エラーにより実行不可
・システム修復/自動修復 → 復旧できない


機種情報

項目内容
メーカーASUS
機種FA506IHR
OSWindows11
補足ノートパソコン

現象確認

お預かり後、起動状態の確認を行いました。

確認できた症状は以下の通りです。

・Windows起動途中でブルースクリーンが発生
・通常起動ができない
・セーフモードでも起動不可
・Windowsの初期化が途中でエラー終了

Windowsの回復環境からの修復処理も試しましたが、システムを正常な状態へ戻すことはできませんでした。

この時点では

・Windowsシステム破損
・SSDの不具合
・ハードウェア不具合

など、複数の原因が考えられる状態でした。


点検・診断結果

今回の診断では、主にストレージとハードウェアの状態確認を行いました。

SSD診断

まずSSDの状態を確認しました。

・SMART情報確認 → 異常なし
・SSD状態 → エラーなし

SMARTエラーが確認されなかったため、SSDの明確な物理故障の可能性は低いと判断しました。

ASUSハードウェア診断

ASUSのハードウェア診断も実施しました。

・ハードウェア診断 → エラー検出なし

この結果から、CPU・メモリ・ストレージなどの主要部品に大きな異常は確認されませんでした。

Windows初期化確認

Windowsの初期化処理を試みましたが、

・原因不明のエラー
・途中で処理停止

という状態になり、初期化が完了しませんでした。

このため、Windowsのシステム状態を元の状態へ戻すことは困難と判断しました。


技術的判断

今回の症状は、Windowsシステムの破損が主な原因の可能性が高いと判断しました。

判断理由は以下の通りです。

・SSD SMARTエラーなし
・ハードウェア診断エラーなし
・Windows修復が実行できない
・初期化処理が途中でエラー終了する

Windowsが破損した場合、

・修復不能
・初期化失敗
・ブルースクリーン発生

といった状態になることがあります。

このような場合は、OSの再インストールが必要になるケースが多いです。

また、本機は

BitLocker(ドライブ暗号化)

が有効になっていたため、データ救出作業も通常より慎重に行う必要がありました。


想定される原因

今回の症状として考えられる原因は以下の通りです。

1 Windowsシステム破損

もっとも可能性が高い原因です。
アップデート失敗やシステムファイル破損によって起動できなくなることがあります。

2 SSDアクセスエラー

SMARTエラーがなくても、軽微なアクセスエラーが発生するケースがあります。

3 Windowsアップデートトラブル

大型アップデートなどでシステムが不安定になる場合があります。

4 BitLocker環境の影響

暗号化状態では、回復処理が通常より複雑になる場合があります。

5 ファイルシステム破損

NTFSなどのファイルシステム異常により、OSが起動できなくなることがあります。


対応内容

今回実施した対応は以下の通りです。

・既存SSDの取り外し
・検証用SSDを取り付け
・Windows11インストール
・ストレステスト
・データ救出
・Windows再インストール
・データ復元

検証用SSDによる動作確認

まず、パソコン本体のハードウェアに問題がないか確認するため、

・既存SSDを2本取り外し
・検証用SSDを装着

してWindows11をインストールしました。

その後

・OSSTストレステスト
・負荷テスト

を実施しました。

結果

異常は検出されませんでした。

この結果から、パソコン本体のハードウェアには問題がない可能性が高いと判断しました。


データ救出

既存SSD(Cドライブ)からデータ救出を行いました。

・データ救出
・検証用HDDへ保存

その後、既存SSDのセクタスキャンを実施しました。

・セクタスキャン → 異常なし


Windows再インストール

既存SSDへ

Windows11の再インストール

を実施しました。

その後

・Microsoftアカウント設定
・BitLocker解除

を行いました。


システム更新

再インストール後、以下の作業を実施しました。

・Windows11アップデート
・システム更新
・各種設定調整


データ復元

救出していたデータを元の場所へ戻しました。

・デスクトップ → デスクトップへ
・ドキュメント → ドキュメントへ

できるだけ修理前と同じ使い方ができる状態に戻しています。


バックアップ環境の構築

今後のトラブル対策として、以下も実施しました。

・バックアップソフトのインストール
・回復ドライブ作成(USBメモリ)
・システムバックアップ作成

また、Cドライブを含むSSDのバックアップを

セカンドSSDへ保存

しています。


再発防止・運用アドバイス

同じトラブルを防ぐため、以下の対策をおすすめします。

・定期的なバックアップを行う
・Windowsアップデートは途中で電源を切らない
・回復ドライブを作成しておく
・重要データは外部ストレージへ保存する
・BitLocker回復キーを控えておく

特にWindowsのトラブルでは、バックアップの有無が復旧の難易度を大きく左右します。


同じ症状で起きやすい別原因

ブルースクリーンは、以下の原因でも発生することがあります。

・メモリ不良
・SSD故障
・デバイスドライバ不具合
・Windowsアップデート失敗
・GPUトラブル

そのため、実際の修理ではハードウェアとソフトウェアの両方を確認する必要があります。


同じトラブルの原因解説

今回のような症状については、以下の記事でも解説できます。

・ブルースクリーンが発生する原因
・Windows11が起動できない原因
・SSDは正常なのに起動しないケース
・BitLocker環境でのデータ救出


まとめ

今回の事例では、ASUS FA506IHRでブルースクリーンが発生しWindows11が起動できないトラブルを確認しました。
SSDやハードウェアの診断では大きな異常は見つからず、Windowsシステム破損の可能性が高い状態でした。
検証用SSDでハードウェアの正常動作を確認した後、既存SSDからデータを救出し、Windows11の再インストールを実施しています。
最終的に、Windows11が正常に起動できる状態まで復旧しました。


同じ症状でお困りの方へ

今回のように

・ブルースクリーンが発生する
・Windowsが起動できない
・初期化や修復ができない
・データだけでも取り出したい

といった症状は、Windowsシステム破損やストレージトラブルが原因の可能性があります。

当店ではこのようなブルースクリーン・起動不良・データ救出にも対応しています。
宅配修理にも対応していますので、同じような症状でお困りの際はお気軽にご相談ください。