はじめに
今回は、Lenovo 15IML05 の動作が極端に遅いというご相談をいただいた修理事例をご紹介します。
お客様ご自身でパソコンの初期化を行ったものの症状が改善せず、インターネットを開いてもページが表示されないなどの不具合が発生していました。
診断の結果、Windowsのイベントログにディスクエラーが複数確認され、搭載されているSSDに何らかのトラブルが発生している可能性がある状態でした。
最終的には、SSD交換・メモリ増設・Windows11再インストールを実施し、正常動作と速度改善を確認しています。
同じ症状が出ていないか確認
以下のような症状がある場合、今回の事例と似たトラブルの可能性があります。
・パソコンの動きが極端に遅い
・インターネットを開いても画面が表示されない
・ブラウザが「くるくる」したまま読み込みが終わらない
・パソコン使用中に急に反応が鈍くなる
・Windowsを初期化しても動作が改善しない
・アプリやブラウザがなかなか起動しない
このような症状は、SSDやHDDなどのストレージトラブルが原因で発生することがあります。
お問い合わせ内容
今回のお問い合わせ内容は以下の通りです。
・パソコンの動きが遅い
・パソコンを初期化しても現象改善なし
機種情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| メーカー | Lenovo |
| 機種 | 15IML05 |
| OS | Windows11 |
| 補足 | ノートパソコン |
現象確認
お預かり後、動作確認を行ったところ以下の症状を確認しました。
・インターネットを開くとページがなかなか表示されない
・ブラウザが長時間読み込み状態になる
・パソコン使用中に急に反応が遅くなる
・操作に対して応答が極端に遅い場合がある
このような症状は、以下の原因で発生することがあります。
・ストレージの読み込み不良
・Windowsシステム不具合
・メモリ不足
・ソフトウェア環境の問題
ただし今回のケースでは、すでに初期化を行っても改善しなかったという点が重要なポイントでした。
点検・診断結果
診断では、Windowsのログ情報を中心に状態を確認しました。
Windowsイベントログの確認
WindowsEventLogを確認したところ、以下の情報が確認されました。
・Diskエラーが複数発生している
・お預かり後の検証中にも同様のログを確認
このことから、搭載されているSSDに何らかのトラブルが発生している可能性が考えられました。
SSDは完全に故障していない状態でも、内部の読み込みエラーが増えることで以下のような症状が発生することがあります。
・パソコンの動作が遅くなる
・アプリケーションの起動が遅い
・読み込み処理が長時間続く
・操作に対する反応が鈍くなる
今回の環境でも、ストレージの読み込み遅延によって全体の動作が不安定になっている可能性が高いと判断しました。
技術的判断
今回のトラブルでは、SSDの読み込み不良や内部エラーが動作遅延の原因となっていた可能性が高いと判断しました。
理由としては以下の通りです。
・Windowsを初期化しても症状が改善しない
・ブラウザの読み込みが極端に遅い
・WindowsEventLogにDiskエラーが複数記録されている
・操作中に急に反応が遅くなる
Windowsの初期化後も同様の症状が出る場合、ソフトウェアの問題よりもハードウェア側の問題の可能性が高くなるケースが多くあります。
そのため、今回はストレージ交換を中心とした対応を行うことにしました。
想定される原因
今回の症状として考えられる原因は以下の通りです。
1 SSDの内部エラー
SSD内部で読み込みエラーが発生すると、OSの処理待ちが増え、パソコン全体の動作が遅くなることがあります。
2 SSDの劣化
使用期間が長くなるとSSDのセル劣化により、読み込みや書き込みの速度が低下することがあります。
3 Windowsシステムの不整合
ディスクエラーの影響でWindowsシステムファイルに不整合が発生している可能性も考えられます。
4 メモリ容量不足
メモリ容量が少ない場合、ストレージへのアクセスが増え、動作が遅く感じることがあります。
5 ソフトウェア環境の影響
ブラウザや常駐ソフトの影響で動作が遅くなるケースもありますが、今回は可能性は低いと考えられました。
対応内容
今回実施した作業は以下の通りです。
・SSD交換
・メモリ増設
・Windows11インストール
・デバイスドライバのインストール
・ライセンス認証確認
・動作確認
SSD交換
まず、ストレージトラブルの可能性を考慮し、SSD交換を実施しました。
交換後、Windows11を新規インストールしています。
メモリ増設
本機種は、メモリの一部がオンボード(マザーボード直付け)構成となっているため、追加スロット側に16GBメモリを増設しました。
これにより、全体の動作安定性や処理速度の改善が期待できます。
Windowsセットアップ
以下の作業を実施しました。
・Windows11インストール
・デバイスドライバインストール
・Windowsライセンス認証確認
動作確認
作業完了後、以下の確認を行いました。
・Windows正常起動確認
・インターネット表示確認
・ブラウザでYahooページを複数表示
結果として、動作速度の改善と安定動作を確認しています。
再発防止・運用アドバイス
同様のトラブルを防ぐため、以下の点を意識しておくと安心です。
・重要なデータは定期的にバックアップする
・パソコンの動作が急に遅くなった場合は早めに点検する
・Windows更新を長期間放置しない
・SSDの使用年数が長い場合は交換を検討する
特にストレージは消耗部品のため、長期間使用している場合は突然速度低下や不具合が発生することがあります。
同じ症状で起きやすい別原因
パソコンが遅くなる原因は、一般的には以下のケースも考えられます。
・HDDやSSDの劣化
・メモリ不足
・ウイルス感染
・常駐ソフト過多
・Windows更新の不具合
・CPUの高負荷状態
そのため、症状だけで原因を断定することは難しく、実際の診断が重要になります。
同じトラブルの原因解説
パソコンの動作が遅くなる原因については、以下の記事でも解説できます。
・パソコンの動きが遅い原因
・SSD故障の前兆
・Windowsが重くなる原因
・SSD交換で改善する症状
まとめ
今回の事例では、Lenovo 15IML05 のパソコン動作が極端に遅いトラブルを確認しました。
Windowsを初期化しても改善しない状態で、Windowsイベントログにはディスクエラーが複数記録されていました。
SSD交換とメモリ増設を行い、Windows11を再インストールしたことで、正常動作と速度改善を確認しています。
パソコンが遅い症状はソフトウェアだけでなく、ストレージトラブルが原因になっている場合も少なくありません。
同じ症状でお困りの方へ
今回のように
・パソコンの動きが遅い
・ブラウザがなかなか表示されない
・初期化しても改善しない
・操作中に急に反応が鈍くなる
といった症状は、SSDやHDDなどのストレージトラブルが原因の可能性があります。
当店ではこのような動作不良、SSD交換、Windows再インストール、メモリ増設にも対応しています。
宅配修理にも対応していますので、同じような症状でお困りの際はお気軽にご相談ください。
