NEC PC-NM750RAG-2 キーボード一部入力できないトラブルの修理事例

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はじめに

今回は NEC PC-NM750RAG-2 のキーボードが一部入力できなくなったトラブルの修理事例をご紹介します。
お問い合わせ内容は「W・H・Vなど複数のキーが入力できない」という症状でした。

点検を進めた結果、OS側の問題ではなく キーボードハードウェア側の故障の可能性が高い状態であることを確認しました。
最終的には キーボード交換を実施し、正常にキー入力ができる状態へ復旧しました。


同じ症状が出ていないか確認

以下のような症状がある場合、キーボード故障の可能性があります。

・特定のキーだけ入力できない
・同じ列のキーが複数入力できない
・キーを押しても反応しない
・外付けキーボードでは入力できる
・再起動しても症状が改善しない

特に 特定のキー(例:W・H・Vなど)が入力できない場合、キーボード内部の回路不良が原因のケースがあります。


お問い合わせ内容

今回のお問い合わせ内容は以下の通りです。

・キーボードの一部キーが入力できない
・入力できないキー:W、H、Vなど
・日常使用に支障が出ている

文字入力ができないキーが複数あるため、ハードウェアトラブルの可能性を含めて診断を行いました。


機種情報

項目内容
メーカーNEC
機種PC-NM750RAG-2
OSWindows11
補足薄型モバイルノートパソコン

このモデルは薄型軽量タイプのノートパソコンで、
キーボード構造が一般的なノートより 分解・交換が難しい構造になっている場合があります。


現象確認

実際に確認した症状は以下の通りです。

・複数キーの入力ができない
・特定キーのみ反応しない
・Windows起動自体は正常

OSの問題かハードウェアの問題かを切り分けるため、
別環境での動作確認を実施しました。


点検・診断結果

以下の点検を実施しました。

OS切り分け確認

・Windows以外のOSを起動
・キー入力テストを実施

結果
→ 同様にキー入力不可

この結果から Windowsの設定やドライバ問題ではない可能性が高い状態でした。

キーボード接続確認

・キーボードコネクタを取り外し
・再接続を実施

結果
→ 症状改善なし

この時点で キーボード本体の故障の可能性が極めて高い状態と判断しました。


技術的判断

今回のトラブルでは以下の可能性を検討しました。

・Windows設定の問題
・ドライバ問題
・キーボード接触不良
・キーボード回路故障

OSを変更しても症状が改善しないことから、
ソフトウェア原因の可能性は低いと判断しました。

またコネクタの再接続でも改善しなかったため、
キーボード内部回路の故障の可能性が高い状態と判断しました。


想定される原因

今回のような症状が発生する原因として、以下が考えられます。

1 キーボード内部回路の故障

ノートパソコンのキーボードは薄いフィルム回路で構成されており、回路断線が発生すると特定キーが反応しなくなることがあります。

2 長期間使用による劣化

長期間の使用によりキースイッチや内部配線が劣化することがあります。

3 内部配線の接触不良

キーボードとマザーボードを接続するフレキケーブルが劣化すると入力不良が起きる場合があります。


対応内容

今回の修理では キーボード交換作業を実施しました。

この機種のキーボードは

樹脂リベット固定タイプ

となっており、

・キーボードを固定している樹脂を削る
・または溶かして取り外す

必要があります。

固定箇所は 約60か所あり、慎重な作業が必要でした。

作業手順は以下の通りです。

・既存キーボードの取り外し(固定樹脂を削る作業)
・新キーボードの仮取り付け
・キー入力動作確認
・樹脂を使用した固定作業

交換後は

・キー入力テスト
・Windows起動確認

を実施し、すべて正常に入力できることを確認しました。


再発防止・運用アドバイス

キーボードトラブルを防ぐため、以下の点に注意すると安心です。

・キーボード部分に液体をこぼさない
・強い力でキーを押さない
・埃や汚れが溜まらないよう清掃する

また、キー入力に違和感がある場合は 早めに点検することで被害拡大を防げる可能性があります。


同じ症状で起きやすい別原因

キーボード入力トラブルは、以下の原因でも発生することがあります。

・キーボードドライバの不具合
・Windows設定トラブル
・キーボードフレキケーブル断線
・液体こぼしによる内部腐食

そのため、入力トラブルの場合は ソフトウェアとハードウェアの両方を切り分ける診断が重要です。


同じトラブルの原因解説

キーボード入力トラブルについては、以下の記事でも解説しています。

・ノートパソコンのキーボードが入力できない原因
・一部キーが反応しない原因
・キーボード交換が必要になるケース


まとめ

今回の事例では NEC PC-NM750RAG-2 のキーボード入力不良が発生していました。

診断の結果

・OS問題ではない
・コネクタ接触不良でもない
・キーボード本体の故障の可能性が高い

と判断し、キーボード交換を実施しました。

交換後は すべてのキーが正常に入力できる状態へ復旧しました。


同じ症状でお困りの方へ

今回のように

・特定キーが入力できない
・複数キーが反応しない
・キーボードの一部が使えない

といった症状は、キーボード故障が原因の可能性があります。

当店ではこのような キーボード入力トラブルの診断・キーボード交換修理にも対応しています。
宅配修理にも対応していますので、同じような症状でお困りの際はお気軽にご相談ください。