Fujitsu D582/G 英語メッセージでWindowsが起動できないトラブルの修理事例

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はじめに

今回は Fujitsu D582/G にて「パソコン起動時に英語メッセージが表示され、Windowsが起動できない」というご相談をいただいた事例です。
BIOS上ではSSDが認識されているものの、Windowsが起動できない状態でした。

診断を行ったところ、SSDにSMARTエラーが確認され、ストレージの劣化が原因の可能性が高いと判断しました。
最終的には SSD交換とWindows再インストールを行い、データ救出および環境再構築を実施しました。


同じ症状が出ていないか確認

以下のような症状がある場合、ストレージ障害やWindows起動トラブルの可能性があります。

・起動時に英語のエラーメッセージが表示される
・「No boot device」などのメッセージが表示される
・BIOSではストレージが認識されているがWindowsが起動しない
・突然Windowsが起動しなくなった
・起動時にエラー画面が表示される

このような症状は SSDやHDDの劣化、またはWindowsシステムの破損が関係しているケースが多く見られます。


お問い合わせ内容

お客様からのご相談内容は以下の通りです。

・パソコンを起動すると英語のメッセージが表示される
・Windowsが起動できない
・突然パソコンが使えなくなった

起動できないため、データが残っているかも心配されている状況でした。


機種情報

項目内容
メーカーFujitsu
機種D582/G
OSWindows 10
補足SSD(960GB)構成

現象確認

実機を起動して症状を確認しました。

確認できた現象は以下の通りです。

・起動時に英語のメッセージが表示される
・Windowsが起動しない
・BIOSではSSDが認識されている

BIOS画面では 960GBのSSDが認識されている状態でしたが、Windows起動処理が進まない状態でした。


点検・診断結果

原因を特定するため、以下の診断を実施しました。

外観確認

本体内部やケーブル接続などに異常は確認されませんでした。

ストレージ診断

SSDの状態を確認するため、ストレージ診断ツールを使用しました。

確認内容

・SMART情報の確認
・ストレージ状態チェック

診断の結果

・SMARTエラー情報を確認
・不良セクタが発生している可能性
・読めない領域や破損ファイルの存在が疑われる状態

これらの結果から SSDの劣化によるストレージ障害の可能性が高いと判断しました。


技術的判断

今回のケースでは

・BIOSではSSDが認識されている
・Windows起動処理が進まない
・SMARTエラーが確認される

という状況でした。

SSDは物理的に完全に認識しなくなる前に、
読み取りエラーや不良セクタが増え、OSが起動できなくなるケースがあります。

SMARTエラーの内容からも

ストレージ内部に読み取りエラーが発生している可能性が高い

と判断しました。

そのため、SSDの継続使用は難しいと判断し、交換対応を行う方針となりました。


想定される原因

今回の症状の原因として考えられるものは以下の通りです。

1 SSDの劣化

SSDは長期間使用すると、内部セルの劣化により読み込みエラーが発生することがあります。

2 不良セクタによるWindows破損

ストレージの読み取りエラーにより、
Windowsシステムファイルが破損すると起動できなくなることがあります。

3 ファイルシステム破損

突然の電源断やエラーにより、
ファイルシステムが破損するケースがあります。

4 Windowsブート領域の破損

ブート領域が破損すると、
BIOSでは認識されていてもWindowsが起動できないことがあります。


対応内容

今回実施した作業は以下の通りです。

・故障SSDの取り外し
・新品SSDへの交換
・Windows11(24H2)のインストール
・デバイスドライバのインストール
・データ救出作業

また、Windows11のインストールについては

CPUチェックを回避してインストールを実施しました。


Officeについて

もともとインストールされていたOfficeについて確認したところ

・Microsoftアカウントにライセンス紐付けなし
・正規ライセンスではない可能性

が考えられる状態でした。

そのため代替として

Office互換ソフト LibreOffice をインストールしました。


ソフトウェア環境の再構築

以下のソフトウェアを新規インストールしました。

・LibreOffice(Office互換ソフト)
・ウイルスバスター
・バックアップソフト

また、故障SSDから可能な範囲でデータ救出を行い

・デスクトップデータ → デスクトップへ
・ドキュメント → ドキュメントへ

それぞれ保存しました。


再発防止・運用アドバイス

ストレージトラブルに備えるため、以下の対策が重要です。

・定期的なデータバックアップ
・重要データは外付けストレージやクラウドにも保存
・パソコンの動作が遅くなった場合は早めに点検

SSDは突然故障することもあるため、バックアップ環境を整えておくことが非常に重要です。


同じ症状で起きやすい別原因

Windowsが起動できない場合、以下のような原因も考えられます。

・Windowsシステム破損
・メモリトラブル
・マザーボード障害
・電源ユニットの不具合
・BIOS設定の変更

症状だけでは原因を特定できないため、実機診断が重要になります。


同じトラブルの原因解説

Windowsが起動できないトラブルについては、以下の記事でも解説しています。

・Windowsが起動できない原因
・SSDが故障した時の症状
・パソコンが起動しない時のチェックポイント

これらの原因は複数考えられるため、状況に応じた診断が必要になります。


まとめ

今回の Fujitsu D582/G の事例では

・起動時に英語エラーメッセージ
・BIOSではSSD認識
・SMARTエラーを確認

という状態でした。

診断の結果、SSDの劣化によるストレージ障害の可能性が高いと判断し、SSD交換とWindows再インストールを実施しました。
データ救出と環境再構築も行い、正常に使用できる状態へ復旧しました。


同じ症状でお困りの方へ

今回のように

・起動時に英語のエラーメッセージが表示される
・Windowsが起動しない
・突然パソコンが使えなくなった

といった症状は、ストレージ故障やWindowsシステム破損が原因の可能性があります。

当店ではこのような Windows起動トラブルやストレージ交換、データ救出にも対応しています。

宅配修理にも対応していますので、同じような症状でお困りの際はお気軽にご相談ください。